Quality Office Service QOS

データ入力・アンケート集計・事務代行サービスは
信頼の株式会社クオス

2001年秋職場の様子。

自宅の3畳間で起業。100万円のパソコンを揃えたが、仕事が頓挫!

夜中に客先へデータを届けに行くようなハードな生活。やりがいは感じていたが、40歳を過ぎると「仕事だけでなく、自分自身の時間も欲しい」と思うようになり、同社を辞めた。

1992年、43歳の時、「仕事をくれる」という会社に巡り合い、自宅の3畳間をオフィスに起業。「在宅オペレータなら家庭と両立できるので、細々と仕事をしていこうと思っていました」。実妹ともう一人の女性の3人で、当時一台50万円もするパソコンを2台購入し、設備を揃えて待機した。

しかし、なんと予定した仕事話は頓挫してしまった。経営者として、「仕事はいつ無くなるか分からない」と大きな教訓になった経験だ。「仕事はないけれど、設備を買い揃えてしまいました。営業なんて経験したことなかったのですが、仕事を取りに行かないといけなくなったのです」。

そして知り合いのツテで、最初のお客様になってくれたのは、矢野経済研究所。アンケート等の入力業務を受託し、自宅でシャカリキになって働いた。1993年10月、有限会社クォスを設立。自宅は限られたスペースだったので、在宅オペレータに入力業務を託していた。

会社の規模が拡大したきっかけは、「入院」

何がきっかけで会社が成長するのかは、分からないものだ。野口は48歳の時、病気で入院した。それまでは自宅事務所で、5~6名の在宅オペレータが自宅へ納品に来るようなスタイル。入院をきっかけに事務所を構え、一時的に会社を妹に任せた。退院してすぐの頃、偶然の出来事が起こった。

駅の近くで、前職の同僚とばったり会ったのだ。「自分でデータ入力の会社をやっている」と近況を話すと、なんと「仕事をくれる」という。そして2000年からは各種申込書エントリ業務を受託。広いマンションに移転し、パートタイマーのオペレータを10名近く受け入れ、増えた仕事に対応した。

2004年7月、株式会社クォスに組織変更。同年12月、現在のオフィスに移転した。2006年には青森にオフィスを開設。業務量拡大に対応するため、人材採用がしやすい地域として青森を選択した。2008年、顧客の要望に応えプライバシーマークを取得した。

文・滝岡幸子氏(「ひとり起業塾」主宰・中小企業診断士)
著書に「図解 ひとりではじめる起業・独立」(翔泳社)、「はじめよう! 移動販売」(同文舘出版)。